人口２０万人を有していますが、住民の多くは都内に通勤、通学しており東京のベットタウンとして機能しているのが川崎市宮前区です。その昔は自然豊かな農村地帯でした。現在は都市開発によって住宅地化されています。人口が多ければそれだけ居住する建物も多くなります。しかし都心に比較的近いとは言え越境して通勤、通学していればその分時間が割かれ家の中の事まで手が回らなくなってしまうのも致し方ない事かと思われます。特に住宅設備の事となると時間があったとしても後回しになってしまいほとんどメンテナンスもされていないのが現状です。

その昔は果実や花の栽培が行われていた自然豊かな農振地帯でしたが、1966年に東急田園都市線が開通した事によって地域情勢は大きく変化しました。東京都に近い地域であった為、急速にベットタウン化して都市開発が行われて人口が爆発的に増加しました。現在では23万人を超える居住者がいます。しかし、その多くの住民の通勤、通学はもっぱら都内が多く、日中は逆ドーナツ化現象も起こっています。学校施設も中学校までは地域で通学できる環境となっていますが、高校は１校しかなく区外に出るしか選択肢がないのも拍車をかけています。また、都内と横浜市に挟まれている事から商業も発展度が低くどちらかの都市に依存している状況です。
住宅都市として既に整備は済んでいますので、今後の発展に期待が寄せられます。

東急電鉄が運営する文化施設が電車とバスの博物館です。東急田園都市線宮前台駅の目の前にあります。
もともとは1982年に高津区に開館しましたが、2003年に現在地に移転しました。ビンテージものの電車、バスが多数展示されており、子供や家族連れのみならず電車マニアと呼ばれる愛好家にも人気のスポットなっています。また、１台だけですが飛行機も設置されています。東急電鉄の運営ですが、この会社はかつて日本エアシステムという航空会社の親会社であった事が理由です。
乗り物以外にも昭和時代の高津駅の駅舎が再現されていたり、1970年代からの鉄道雑誌の閲覧ができる図書館等が用意されています。一日いても飽きない施設ですが、入場料は大人200円と非常にリーズナブルな価格に設定されています。

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