熊本県山鹿市は、熊本県で最も古い「温泉地」として有名です。その昔、保元の乱で負けた宇野親治が京都からこの地に来た時に、鹿が傷を負ってお湯に浸かっているのを発見し、「山鹿温泉」が生まれたという伝説があります。江戸時代には、宿場町としても栄えた山鹿市は、多くの温泉宿がつくられ繁栄しました。現在でも、約370年前に建てられた「さくら湯」や、明治43年に建てられた「八千代座」を始め、多くの温泉旅館があります。観光客はもちろん、地元の人々もこの「山鹿温泉」に浸かり、お湯を楽しみ、山鹿市の緑や水豊かな景色を満喫しています。

熊本県山鹿市は、人口約5万人で、熊本県の最北部に位置しています。熊本市、菊池市、玉名郡玉東町、和水町
福岡県八女市、大分県日田市が隣接自治体となっています。市内の南側は盆地となっており、北部は「九州山地」が広がっています。標高1018mある「国見山」、標高1052mの「八方ヶ岳」などの山が連なっています。中心部には「菊池川」が流れています。古くからこの地域には人々が住んでいました。奈良時代には肥後城北部エリアで中心的な街となっており、当時の役所などがあったのではないかと言われています。また、平安時代には熊本県で最古の「温泉場」がつくられ、今でも栄え続けています。

福岡県山鹿市は、平成17年に「山鹿市」「鹿北町」「菊鹿町」「鹿本町」「鹿央町」の街が合併し、現在の「山鹿市」ができました。車社会の街ですが、隣町の玉名市まで行けば「ＪＲ新玉名駅」などがあり鉄道が通っており、通勤者や通学者が利用しています。また、市内には「あいのりタクシー」があり、路線バスのバス停から、500メートル以上の場所に家がある場合は、予約制(曜日は限定)で利用できるサービスもあります。市内には、「スーパーマーケット」や「ショッピングセンター」も充実しており、「直売所」などもあります。医療機関も整っており、日曜日や祝日対応してくれます。

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