山口県柳井市には、「金魚ちょうちん」といった幕末から伝わる伝統民芸品があります。その後、戦後に長和定二氏の指導によって、今日の「金魚ちょうちん」が完成したと言われています。可愛らしい金魚の形のちょうちんは、現在でも人気を博し、大人から子どもまで親しみのある工芸品となっています。また、夏には「金魚ちょうちん」をモチーフに「柳井金魚ちょうちん祭り」が開催され、夏の大きなイベントになっています。約4,000個が飾られ、2,500個ほどに灯りがつけられます。可愛らしく、美しいこのお祭りは毎年多くの人々で賑わっています。古き良き文化が数多く残る、山口県柳井市。この街を未来に伝えるべく、私たち水まわりからこの街をお守りいたします。

山口県柳井市は、山口県の南東部に位置し、人口は約3万2千人の市です。光市、岩国市、熊毛郡平生町、田布施町、上関町、大島郡周防大島町が隣接自治体となっています。柳井市の東部は「熊毛半島」の東側のエリアであり、「平郡島」までが柳井市となっています。この一帯は「瀬戸内海式気候」となっており、年間を通して天候が安定的で、冬場も暖かく雨も少ない地域となっています。柳井市の歴史は古く、古墳時代には前方後円墳がつくられ、国の史跡に登録されています。平安時代には「楊井庄」が置かれ、江戸時代は、岩国吉川家の「岩国領」となります。

山口県柳井市は、日本でも数少ない日照時間が長い地域で、瀬戸内海に囲まれ、鮮やかな色をつくっている街です。市内には、白壁の町並みの重要伝統的建造物群保存地区もあり、情緒溢れる景色が広がっています。また農業も盛んで、カーネーション、ミニバラといった花々の栽培や、ミカン、ブドウ、イチゴといったフルーツも多くつくられています。古くから漁業も盛んで、現在でも新鮮な魚などが採られています。また、幕末のころに創始されたと言われる「金魚ちょうちん」や、江戸時代からつくられている「柳井縞」が伝統工芸品となっています。

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