ピーピースルーで排水管のつまりを解消する方法

ピーピースルーで排水管のつまり解消や予防ができる

今回は、排水管やパイプのつまり解消に役立つ、ピーピースルーについて詳しく解説します。
強力な成分が含まれており、頑固なつまりも解消することができる反面、扱いにも気を付けなければいけません。

写真付きで順番に解説していくので、購入前・使用前に是非ご確認ください。

ピーピースルーの強力成分がつまりの原因を解消し悪臭を取り除く

ピーピースルーは他メーカーの既製品よりも成分が強力なため、パイプ内にこびりついた頑固な原因物（油やヘドロ)も溶かして流しだすことが出来ます。

ただし、プラスチックやゴム製品、木片、金属類のつまりには効果がないため、詰まらせてしまったものを把握した上で使う必要があります。
成分は以下の通りです。

ピーピースルーはトイレ、お風呂場、キッチンなどの排水管で使える

ピーピースルーはトイレやお風呂場などの排水管で使用することが出来ます。

※商品によって適正箇所は異なるので、商品購入前にどこで使用するのかを事前に確認しましょう。

豊富な種類！ピーピースルーはトラブル状況に合わせて購入する

ピーピースルーの購入時に迷う理由の一つが豊富な商品シリーズです。

トイレ用やお風呂用と書かれていれば良いのですが、アルファベットでFやKなどの表記の違いになるため、判別は難しくなっております。
商品ごとに特徴をまとめましたので、購入の参考にしてみてください。

商品名	使用場所	成分濃度	医薬品指定	作業時間	購入価格
ピーピースルーF	台所・手洗い・浴室等	4%	-	1時間	1,482円
ピーピースルーK	台所・手洗い・浴室等	25%	医薬用外劇物	5分	2,200円
ピーピースルー(温水用)	台所・手洗い・浴室等	20%	医薬用外劇物	5分	2,200円
ピーピースカット	浴室、洗面所等	4%以下	-	-	1,009円
ピーピーエル	台所、トイレ、洗面所、浴室等	45%	医薬用外劇物	2時間	1,010円

 

ピーピースルーF

一般的な商品がピーピースルーFになります。

通常のパイプ洗浄剤の約4倍以上の成分を含み、頑固なつまりや悪臭をなくすことが出来ます。

医薬用外劇物ではないためホームセンターでも販売されていたり、容易に購入することが出来ます。

商品価格の目安:1,482円

ピーピースルーK

ピーピースルーFよりも強力なのがピーピースルーKです。

成分の比較差はピーピースルーFの5倍以上もあり、一般的な市販の洗浄剤と比べると20倍以上の成分差です。
医薬用外劇物に指定されており、購入には劇物譲受書が必要となります。

商品価格の目安:2,200円

ピーピースルーFとピーピースルーKの違いは有効成分濃度

どちらも似たような商品名なので混同しがちですが、大きな違いとして、有効成分濃度が挙げられます。
ピーピースルーFは成分濃度が4%なのに対し、ピーピースルーKは6倍以上の25%です。

また、ピーピースルーKは医薬用外劇物に指定されており、誰でも簡単に購入できる訳ではありません。つまり、業務用のパイプ洗浄剤と言えます。

比較すると成分濃度に大きな差はあるものの、一般的なつまりであればピーピースルーFで十分と言えます。

一般の方であればなおさら、無理にピーピースルーKを購入する必要はありません。

ピーピースルー(温水用)

ピーピースルーKを元にした、温水を使用する洗浄剤になります。

ピーピースルーKは常温水(冷水)を使用するのに対し、温水用は40～50℃の水を使用します。

冬場の使用に最適なのが、ピーピースルー 温水用の最大の特徴と言えます。

商品価格の目安:2,200円

ピーピースカット

ピーピースルーFよりも有効成分濃度が低く、より扱いやすく調整された商品がピーピースカットです。
液状のパイプクリーナーで、排水口に流し込むだけで使えるため、お手軽感で言えば一番ではないでしょうか。

商品価格の目安:1,009円

ピーピーエル(液状タイプ)

医薬用外劇物に指定されている液状タイプの洗浄剤で、トイレの使用にも向いています。

ピーピースルーKとの大きな違いとして、一つは即効性の違いです。ピーピースルーKの場合は5分程度で効果が出るのに対し、ピーピーエルは2時間を要します。

しかし、液状タイプにも決定的な強みがあります。

つまりが起きた場合、つまりの原因は私たちが考えている以上に、排水管の奥にあることがほとんどです。
液状タイプは排水管の奥まで届きやすく、様々なつまり解消に使えます。

商品価格の目安:1,010円

ピーピースルーを使用用途ごとに使い分けよう

あくまでも目安になりますが、ピーピースルーでどの商品を選べば良いのかわからない場合は、上図を参考にしてみてはいかがでしょうか？

ピーピースルーの安全な使い方

ここからは、ピーピースルーFの安全な使い方を解説します。
※ピーピースルーKやピーピースルー(温水用)など、商品によって使用方法は異なるので、製品の説明事項をしっかりと確認しましょう。

作業前の注意事項

強力なパイプ洗浄剤であるピーピースルーを使用する前に、注意事項がありますので必ずご確認ください。

作業前に窓を開けて換気をしてください

ピーピースルーを使用すると、強力な発砲と発熱が起きます。

可能であれば、換気扇をまわしたり、窓を開けてから作業するようにしてください。

素手で作業せず、ゴム手袋と眼鏡、マスク着用してください

強力な成分を含むため、使用時はゴム手袋を着用し、素手でピーピースルーに触れないようにしてください。

もしも、触れてしまったり、目に入ってしまった場合は、すぐに水で洗い流して、医師に相談しましょう。
大袈裟な準備と思うかも知れませんが、ピーピースルーはそれだけ強力な成分ということを肝に銘じておきましょう。

物をどける(腐食するためアルミ製品は必ずどけておく)

アルミ製品は腐食させてしまうため、必ずどけておきます。
キッチンでは調理器具や食器にアルミ製品が使われている場合もあるので、念入りに確認してから次のステップに移ります。

150gのピーピースルーを排水口周りにまく

ピーピースルーF(約150g)を排水口の周りにふりかけます。
勢いよく作業をすると、周囲に飛び散ってしまうので、慎重に「サッサッサッ」とまくようにしましょう。

水(40～50℃)、約500mlでピーピースルーを排水管に流し込む

排水口にまいたピーピースルーを静かに流し込んでいきます。
ここでの注意点は、水の温度と量です、ピーピースルーFの場合は40～50℃の水を、500～600ml流し込みます。

商品によっては、温度や量が異なる可能性があるので事前確認を忘れないようにしましょう。

冷水と熱湯の使用は危険

ピーピースルーを使用する上で、水の温度には気を付けなければいけません。
冷水は排水管内で薬剤が固まる可能性があり、熱湯は薬剤の発熱作用と相まって危険のため使用しないようにしましょう。

約1時間ほど放置する

30分～1時間放置します。

場合によっては一晩放置とも記載されているので、正確に時間を計測する必要はないのかもしれません。

つまり具合によって時間を調整してみると良いでしょう。

バケツ1～2杯くらいの水を流し込む

バケツ1～2杯の水を流し込みましょう。

また、この時も熱湯を使用するのは危険です。
つまりや臭いがなくなれば、ピーピースルーでのつまり解消は完了です。

つまりが解消できなかった場合は別商品か水道修理屋へご相談

ピーピースルーFでつまりを解消できなかった場合、より強力なピーピースルーKを使用するか、水道修理屋へ依頼することになります。

ただし、ピーピースルーKは医薬用外劇物に指定されているので入手困難なのが問題です。

水のレスキューでは、重度の水漏れも24時間いつでもご対応しております。フリーダイヤルもご準備しておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。

ピーピースルーに関して知っておきたいこと

ここからは、ピーピースルーに関する知っておきたいことをいくつかご紹介します。
つまりを解消したい方、購入を考えている方は是非とも一読ください。

ピーピースルーはホームセンターで購入できる

ピーピースルーのタイプによってはホームセンターでも購入できます。
テレビCMや雑誌で紹介されることはないため、ピーピースルーという名称を初めて聞く人もいれば、見かけたことがないという人も多いとは思いますが、大型店舗であれば置いているところがあります。

医薬用外劇物に指定されているピーピースルーKやピーピーエルはホームセンターでは販売されていないので、専門店で購入しなければいけません。

ピーピースルーの保管は高温と湿気に注意

保管時の注意点は高温と湿気です。

基本的には室内の戸棚にしまっていれば問題ないでしょう。また、危険な成分を含むので子供の手に届かない所に置くようにしましょう。

まとめ

今回はピーピースルーの種類から、使い方まで細かくご紹介させて頂きました。

一般的なパイプクリーナーよりも取扱いに注意は必要ですが、つまりの解消や悪臭の改善に効果を発揮するので、是非ご参考ください。

水のレスキューは全国に拠点をおき、24時間体制でご依頼を受け付けております。
常にお客様目線に立ったサービスを心がけておりますので、わからないことがあればお気軽にご相談ください。