ベランダ排水溝のつまりを自分で解消する4つの方法

ベランダの排水溝つまりの解消方法

ベランダの排水溝つまりの解消方法

知らないうちについゴミが入り込んでしまい、つまりを起こしてしまうベランダの排水溝。
つまりを放っておくと、排水溝から溢れた水が屋内に流れこんでしまうこともあります。

今回は、自分でできるベラダンの排水溝のつまり解消方法から、つまりを起こさないための対策方法をご紹介いたします。


ベランダの排水溝つまりの原因は葉っぱ・砂・ビニール袋

ベランダの排水溝詰まりの原因

戸建て住宅、アパート、マンションのベランダの片隅には、水やゴミなどを流すための排水溝が設けられています。
排水パイプは屋内に比べると太めのものが使用されているため、小さなやホコリやゴミではつまらないようになっています。

ベランダ排水溝にビニール袋や砂が詰まる

しかし、排水溝の中で運悪く、葉っぱや砂が固まり、ビニール袋などがひっかかると水が流れなくなり、ベランダの排水溝がつまってしまい水が溢れてしまうことがあります。

水の流れが悪ければつまり解消を行う

ベランダの排水溝の水の流れが悪ければ自分で解消しよう

つまり解消の方法は、完全にベランダの排水溝がつまってからではなく、水の流れが以前より悪くなってきたかな?という時でも有効です。

軽度のつまりであれば、すぐに解消することもできるので、雨の日にベランダを確認して、水の流れが悪くなっていないかも定期的に確認するようにしましょう。

ベランダ排水溝のつまりは自分でも解消できる

ベランダ排水溝のつまりは自分でも解消できる

軽度なつまりであれば簡単に解消できますが、完全にベランダの排水溝がつまりを起こしても解決することはできます。
今回は、身近なものを使った4つのつまり解消方法をご紹介しますので、是非お試しください。

ベランダ排水溝のつまり解消方法

ベランダ排水溝の4つのつまり解消法

それでは、作業前に揃えておきたいものも含め、排水溝のつまり解消方法をご紹介します。
お手軽な方法から紹介していきますので、まずは順番につまり解消法を試してみてください。

作業前に軍手、ごみ袋を準備する

作業前に軍手、ごみ袋を準備する

ベランダの排水溝つまりを行う前に揃えておきたいのが、軍手とゴミ袋です。
ベランダの排水溝のつまりの原因の多くは外から飛んできたゴミや砂・土であることが多く、水を含んでしまっているため作業中に汚れることが多いので軍手を装着しましょう。

また、つまりの原因をベランダに放置する訳にもいかないので、ごみ袋に入れて再び排水溝がつまらないようにします。

ライトを使ってつまりの原因を確認しておく

ベランダの排水溝の構造にもよりますが、ライトを使ってつまりの原因物や位置を確認しておきましょう。
稀に、ごみではなく生き物が排水溝につまっていたというケースもありますので、作業前に確認するようにしましょう。

トングや長い棒を使ったつまり解消

トングや長い棒を使ったつまり解消

まずは、トングや長い棒といった身近なものを使ったつまり解消方法です。
排水溝のつまっている位置がそれほど深くなければ、この方法でも原因物を取り出し・押し出すことで解決できます。

トング、長めの棒を準備する

トング、長めの棒を準備する

トングや排水溝に入る太さの長めの棒を準備します。
トングは、つまりの原因物を引っ張り出し、長めの棒は、つまりの原因を引っかきだしたり、押し出すために使います。

つまりの原因を取り出す

トングでベランダ排水溝の詰まりの原因を取り出す

つまりの原因物が浅い位置にある場合は、トングでゴミや汚れを取り出すことで解決できます。
全ての原因物を取り出せなくても、水が流れるようになれば水圧で、残りの原因物は押し流れていきます。

つまっていたものはゴミ袋に捨てる

つまっていたものはゴミ袋に捨てる

トングで取り出したゴミは、排水溝には流さず準備しておいたゴミ袋の中に捨てるようにしましょう。

トングが届かない場合は、長めの棒で掻き出す

トングが届かない場合は長めの棒を使用する

トングの長さには限界があるので、深い位置でのつまりには長い棒を使用したほうが良いです。
はじめは、押し出すよりも汚れの原因を引っ張り上げたほうが安全につまりを解消することができます。

また、力で無理やり押し込むとつまりの原因が奥に入っていってしまうので、注意が必要です。

水が流れればベランダのつまり解消完了

水が流れればベランダのつまり解消完了

地道な作業になりますが、原因物を取り出して水が流れるようになれば、ベランダの排水溝のつまり解消は完了となります。

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

スッポンを使ったつまり解消

スッポンを使ったつまり解消

続いては、トイレのつまり解消時によく使われるスッポン、ラバーカップを使用した方法です。
排水溝の形にもよりますが、ベランダのつまりであってもスッポンを使ってつまりを解消することができます。

スッポンを準備する

スッポンを準備する

自宅で使用しているスッポンで良いので、1本準備します。
スッポンには、洋式用と和式用の2種類があり、ベランダの排水溝つまりに使用するのは洋式用のものを使用します。

ベランダの排水溝によっては使えない場合もある

スッポンがベランダ排水溝の詰まり解消に使えない状況

スッポンでつまりを解消する場合、ベランダの排水口にピッタリと当てる必要があります。
しかし、ベラダンの排水溝の種類によっては金属の出っ張りがあったり、写真のように上の階の排水パイプが繋がっていることもあります。

スッポンで排水溝内に圧力をかけてつまりの原因を流す

スッポンで圧力をかけてつまりを解消

ベランダの排水溝にスッポンを当てたら、押し引きを繰り返して排水溝内に圧力を与えます。
圧力によってつまりの原因物が流れ、排水溝のつまりを解消することができます。

水が排水溝から流れるようになったらベランダのつまり解消完了

排水溝から水が流れたらつまりの解消完了

溢れていた水が排水溝から流れていったら、ベランダ排水溝のつまりは解消完了です。
スッポンの縁について汚れを落として、元の場所に戻しておきましょう。

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

ワイヤーブラシを使ったつまり解消

ワイヤーブラシを使ったつまり解消

ワイヤーブラシは、トイレや排水管のつまり解消用の道具で、商品によって3m、5m先がつまっていてもつまりを解消することができます。
1,000~2,000円で購入できるものもあるので、もしものトラブルに備えて購入しておきましょう。

ワイヤーブラシを使う前に、トングなどの方法を試す

トングなどを使って原因物を取り出す

ワイヤーブラシはつまりの原因を押し流すことによって、水つまりを解消します。
この解消法の前に、最初に紹介したトングで原因物を取り出す方法などを試してみて、ダメだった時にワイヤーブラシを試してみましょう。

ワイヤーブラシの先端をベランダの排水溝に入れる

ワイヤーブラシの先端をベランダの排水溝に入れる

ワイヤーブラシをベランダの排水溝に入れ込みます。
先端が細いので、金属カバーが設置されたような排水溝でも使用できるのが、ワイヤーブラシの良さでもあります。

つまりの原因まで、ワイヤーブラシを伸ばす

ワイヤーブラシを奥に入れてつまりの原因を解消

ワイヤーブラシの先端を排水溝に入れ込んだら、つまりの奥に当たるまでワイヤーを伸ばしていきます。
これ以上伸びないことがわかったら、つまりの原因部分に到達したと思ってください。

ワイヤーブラシを前後左右に動かして、つまりの原因物を押し流してつまりを解消します。

つまりの原因物を出したら、つまり解消完了

つまりの原因物を出したら、つまり解消完了

ベランダの排水溝の水が正常に流れるようになったら、排水溝のつまりの解消は完了です。

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

高圧洗浄機でベランダの排水溝つまりを解消

高圧洗浄機でベランダの排水溝つまりを解消

続いては、これまでのつまり解消方法を試しても、ベランダの排水溝がつまったままという時の最終手段になります。
高圧洗浄機と呼ばれる、水に高圧力をかけて噴き出すことで、手の届かないようなつまりも押し流してしまう方法です。

市販されている小型のものもありますが、水道修理業者が持つ大型の高圧洗浄機を使用して、ベランダ排水溝のつまりを解消します。
業者に依頼することになるので、最終手段という訳です。

水道修理業者に依頼する

水道修理業者に依頼する

どうしても、ベランダの排水溝つまりが解消できない場合は、水道修理業者が持つ大型機材を使用する必要があります。
1台数十万円はしますので、トラブル解消や対策のために自宅用に購入しておくというのは現実的ではありません。

近くの水道業者や信頼できる業者などに依頼しましょう。もちろん、水のレスキューも全国各地でつまりや水漏れ作業の対応を行っております。

ベランダの排水溝をつまりの費用目安

ベランダの排水溝をつまりの費用目安

排水溝のつまりを解消しようとした場合、費用目安のために確認しておきたいのが作業方法とつまりの原因の位置です。
作業方法は高圧洗浄といった大型機材を使った方法から、業者専用のスッポン、ローポンプを使った方法などによって費用が異なります。

また、排水パイプのどの辺りでつまっているかも料金の影響する場合があり、視認できるような位置よりも、場所がわからない奥深くでつまっているほうが費用が上がります。
また、修理業者によってもサービス内容や料金は異なるので、現地では必ず見積もりを取ってもらうようにしましょう。

高圧洗浄でベランダの排水溝のつまりを解消する

高圧洗浄でベランダの排水溝のつまりを解消

高圧洗浄により、ワイヤーブラシで出せなかったつまりの原因も押し流すことができます。
しかし、力任せに流せば良いという訳ではなく、排水パイプの耐久にも注意して使用しなければいけません。

機材をただ使えば良いという訳ではなく、微調整が必要であり、現場での経験によって培われている技術力となります。

排水パイプに破損がないか確認する

パロマの給湯器の修理方法

高圧洗浄によって、ベランダの排水溝のつまりを解消したら、必ず排水パイプに破損がないか確認するようにしましょう。
劣化している排水パイプだと衝撃に耐えられず、ひび割れしてしまうこともあるので、水道修理業者と一緒に異常が起きていないかを確認します。

無事に水が流れるようになったら、つまりの解消完了

無事に水が流れるようになったら、つまりの解消完了

水を流してみて、つまることなく排水溝に流れていったらつまりの解消完了です。

ベランダ排水溝のつまり対策

ベランダ排水溝のつまり対策

ベランダの排水溝がつまってしまったときの解消方法を4つご紹介しましたが、できることなら排水溝のつまりは未然に防ぎたいですよね。
ここからは、簡単に誰でもできるベランダ排水溝のつまり対策をご紹介いたします。

こまめな掃除でつまりを防ぐ

ベランダの排水溝周りはこまめに掃除する

有効なつまり対策として、こまめにベランダの汚れを掃除しておくという対策方法があります。
簡易チリトリでかまわないので、土や葉っぱなどを掃いてゴミ袋に捨てましょう。

排水溝の中に捨ててしまっては、つまりの原因となりますのでしっかりとゴミ袋に捨てることが対策のポイントです。

ベランダ排水溝用のキャップを装着しておく

ベランダ排水溝用のキャップを装着しておく

ベランダの排水溝のつまりを防ぐためのごみ除けキャップも販売されています。
つまりの原因となるビニール袋や、葉っぱなどの侵入を防ぐことで、通常よりも排水溝がつまりにくくなります。

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

水漏れやつまり修理は水のレスキューへ

ベランダの排水溝の水の流れに異変を感じたらすぐに対処しよう

今回は、身近な道具を使った方法から水道修理業者が使用する、ベランダの排水溝のつまりの解消方法をご紹介しました。
つまり解消法は、完全に水が流れなくなってから行うのではなく、水はけが悪いなと感じたら試し、未然につまりを防ぐようにしましょう。

水のレスキューでは、ベランダだけでなくトイレ、キッチン、浴室などのつまりにも対応しておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。