田園風景が広がる住宅街なのが見沼区です。区全体が田園で広大な湿地帯でしたが、北東部分は埋め立てされて住宅地化されています。
昭和30年代になると大規模な県営団地が相次いで建設されそれに伴い人口が急増しました。
建設から半世紀経過していれば老朽化対策は大きな問題となってきます。特に水回りは経年劣化が激しく錆や配管に穴が開いてしまう事も珍しくありません。そうなると水漏れ、詰まり、水の溢れ等多々トラブルが発生してきます。水道設備の配管は普段目にする事がほとんどありませんので、異常が発生してから気づくのが大体です。しかも、トラブルに対して即座に適切な修理を出来る方などは皆無と言っても過言ではないほどです。私たち水のレスキューはこういった緊急のSOSにもすぐに駆けつけ対応出来る様に準備万端で出動体制を整えておりますので安心してお任せ下さい。

見沼とは巨大な沼を意味しています。区の北部を除く全域がこの見沼であったのが名前の由来です。
縄文時代まで東京湾が入り組んでいた為、全域が湿地帯です。江戸時代まで手付かずの沼地でしたが、灌漑開発が始まりました。それにより新田が多く作られて、貯水用の灌漑ダムである見沼溜井も造られました。これにより見沼周辺では田畑が水没する事が頻発し、水害が多く発生する様になってしまいました。この事態は江戸幕府にも伝わり、状況を重く見た当時の将軍徳川吉宗はある藩士を登用して見沼溜井の干拓を開始しました。これにより新田開発が栄え始め、現在のこの地域の田園地帯に繋がっています。

古民家を活用した博物館が旧坂東家住宅見沼くらしっく館です。この坂東家というのはもとは現在の和歌山県の出身の一族でこの見沼の新田開発に貢献しました。この家は坂東家１０代目当主の時の江戸時代後期に建てられました。けん玉、万華鏡などの郷土玩具や正月飾りなどの展示やその時代の工芸などが体験出来る教室として開かれています。通常こういった展示物は見るだけで触れる事はできませんが、ここの玩具は手に取って遊ぶ事が許可されています。当時に触れる事が出来る貴重な古民家です。ここだけでなく残された貴重な古民家の活用方法について参考になる利用方法だと思われます。

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