水道業者が選ぶ1番効果のあったトイレのつまり解消方法ランキング
トイレのつまりトラブルは突然ですから、解消方法を知らないと大パニックですよね。
今回は、水道業者である水のレスキューが緊急時にも使える、一人でできるトイレつまりを解消する裏ワザを教えちゃいます。
効果の出やすい順にランキング形式でご紹介するので、ぜひ試してみてください。
記事の作成背景
この記事の作成背景には、先日、トイレつまりのトラブルに駆け付けた際、男性のお客様から自分でできるトイレつまりの解消方法はないのか?とご相談をいただきました。程度にもよりますが、実は気軽に試せる方法、しかも解消効果の高いものがあるので教えたところ、たいへんお喜びになったのです。私たちにとっては当たり前の方法でも、知らないという方もいることを知り、このような記事で解説してみようと思ったのが記事作成のきっかけとなりました。
きっと、急なトイレつまりの解消に役立つはずです。
トイレつまりの様々な原因
トイレつまりは様々な原因で引き起こります。
例えば
- トイレットペーパーを大量に流してつまった
- 汚物、固形物がつまった
- 排水管に汚れが溜まっている
原因は様々ですが、何かしらが排水管につまった場合は今回の方法で解消できるはずです。
トイレのつまり解消方法 実践オススメランキング
今回は、私自らがトイレつまりの解消を試して、お手軽度、解消結果などからランキング形式でご紹介したいと思います。
まずは1位の方法から試してみて、それでもトイレつまりが解消しないなら2番目、3番目とお試しください。
第1位 スッポン(ラバーカップ)
トイレがつまった時に最も試して欲しい方法が、スッポンを使ったつまり解消方法です。
その解消効果はお墨付きで、軽度なつまりから、重度なトイレつまりまで幅広く対応可能です。
また、スッポンはコンビニでも取り扱われているので、深夜の急なつまりトラブルでもすぐに購入して用意できます。
一度買えば、長く使い続けられるという点も加え、最もおすすめできるトイレつまりの解消方法です。
スッポンを使ったトイレつまり解消方法
- 1.スッポン(ラバーカップ)を準備する
スッポンはどれも同じように見えますが、和式用と洋式用で先端の形が異なります。
使用予定のトイレの形に合わせて購入しておきましょう。 - 2.スッポン(ラバーカップ)の先端を排水口にセットする
スッポンの先端を、トイレの排水口にセットします。
しっかりと圧力を伝えるため、トイレの排水口の中央にセットするのがポイントです。 - 3.押し引きを繰り返す
スッポン(ラバーカップ)を押し引きし、トイレのつまりの原因を押し流します。
上手くいけば数回でトイレつまりを直すことができます。
実際にスッポンを使ってみた感想
スッポン一本で気軽に行えるつまり解消方法。使い方も難しくないし、スッポン自体も1,000円程度で購入できるので一家に一つは置いておきたいですね。
第2位 重曹とクエン酸(酢)
続いては重曹とクエン酸(もしくは酢)を使った、工夫したトイレつまりの解消方法です。
重曹とクエン酸を使うことで、尿石などの汚れを落として、トイレを流しやすくするという効果があります。
欠点は、固形物のトイレつまりには効果がない点ですが、スッポンでつまりを解消できなかった次に試して欲しいので、この順位としました。
掃除にも使えるので、普段からも家に置いてあるというお手軽度も評価しています。
重曹とクエン酸(酢)でトイレつまりを解消する方法
- 1.できるだけ便器内の水を出す
水が入ったままでは炭酸ガス汚れに浸透し辛いため、バケツを使って、便器内の水を取り出しておきます。 - 2.重曹を最初に入れ、後からクエン酸(お酢)を入れる
便器の中に重曹をサッと入れます。クエン酸(お酢)は後から入れるようにしましょう。 2つが混ざり合うと、炭酸ガス(泡)が発生します。 - 3.水、ぬるま湯を便器に流し込む
泡を流し込むため、水、可能であればぬるま湯を便器内に流し込みます。 この時、高い位置から落とすようにして流し込むことで、より奥に流れやすくなります。 - 4.1時間ほど放置して完了
流し終えた後は、1時間ほど時間を置いて、トイレつまりが解消しているか確認しましょう。
実際に重曹とクエン酸(酢)を使ってみた感想
時間がかかるというのはデメリットですが、重曹+クエン酸にスッポンを使えばより強力なトイレつまり解消方法になると思います。泡が出てくるときは実験みたいで少し楽しかったです。この方法を利用する際は、換気を忘れずに!
第3位 お湯(水)を流す
続いてはお湯を活用した、トイレつまりの解消方法です。
お湯と言っても、熱湯ではなく、50度程度のお湯を使用します。
陶器が割れる原因になるので、温度は必ず調整したものを用意してください。
お湯がなければ水で代用しても構いません。
お湯(水)を使ってトイレつまりを解消する方法
- 1.ヤカンに50℃程度のお湯を準備する
50度程度のお湯を準備します。
熱湯を使用すると、陶器製である便器が割れてしまう恐れがあるので温度調整はしっかりと行ってください。 - 2.高い位置からトイレの排水口に向かってお湯を流し込む
排水口の中心に注ぐように、高い位置からお湯を流し込みます。
水を流し込む方法と同様に、一気に流し込むのではなく少量を長く流すことを意識しましょう。 - 3.数回繰り返すことトイレつまりが直る
お湯を注ぐ作業を数回繰り返すことで、トイレのつまりが直ることがあります。
実際にお湯を使ってみた感想
効果の見込めるトイレつまりの解消方法でしたが、場所によっては、お湯を用意するのが難しいというのが欠点でしょうか。また、バケツやヤカンが身の回りにないというケースも多そうで、実践時には苦労しそうです。
第4位 ビニール袋
続いて第4位はビニール袋を使ったトイレつまりの解消方法です。
コンビニやスーパーでもらえるビニール袋でできるお手軽な解消法となります。
ビニール袋を使ったトイレつまり解消方法
- 1.大きめのビニール袋を準備する
ビニール袋を準備します。
濡れたり汚れたりするのを防ぐため、なるべく大きめのビニール袋を準備しておくと良いです。 - 2.ビニール袋に手を入れて作業の準備完了
ビニール袋に手を入れて、トイレつまりの解消作業の準備完了です。
水が跳ねて手が汚れる可能性もあるので、ゴム手袋も装着しておくと良いです。 - 3.拳を作って、トイレの排水口に入れる
袋の中で握りこぶしを作り、トイレの排水口に入れ込みます。 - 4.トイレの排水口に圧力を加えることで、つまりを直す
拳を押し引きし、排水口に圧力を加えます。
簡単なトイレつまりであればビニール袋を使った方法でも直すことができます。
実践してみた感想
ビニール袋というどこにでもある物を使ってできるのが一番のオススメです。
ただし、便器に手を突っ込むのは水道業社でないと多少の勇気が必要だと思いますね。
また、ビニール袋を流してしまってトラブルを悪化させる可能性もある点は注意が必要です。
第5位 ペットボトル
5つ目のトイレつまりの解消テクニックはペットボトルを使って、簡易的なスッポンを用意する方法です。
ペットボトルを加工するため、カッター、ハサミなどが必要になります。
ペットボトルを使ってトイレつまりを解消
- 1.500mlのペットボトルを準備する
500mlの一般的な形状のペットボトルを準備します。
エコタイプのような柔らかいペットボトルよりも、固めの方がおすすめです。 - 2.底を1.5cmほどの高さでカットする
ペットボトルの底を1cmから1.5cmを目安にカットします。
カットする時は、カッターで切り口を作ります。
カッターで作った切り口に、ハサミを通して底を切り抜きます。 - 3.ペットボトルの口を指で塞ぐ
ペットボトルの飲み口から空気が抜けないように、親指で塞ぎます。 - 4.すっぽんと同じ要領で、押し引きをする
即席のすっぽんの完成です。空気圧を送る排水管に送るイメージで押し引きを繰り返すと、トイレのつまりが直ります。
実践してみた感想
まず挑戦してみて思ったことが、500mlの空のペットボトルが都合よく見つからないこと。それに、つまり効果としてもあまり期待していたほどではありませんでした。他と違う点を挙げるとしたら、カッターやハサミを使っている時は工作のようで楽しかったところでしょうか。
第6位 針金ハンガー
自宅なら1本はきっとある、針金ハンガーを使ったトイレつまりの解消方法です。
針金ハンガーを分解、カットして1本の長い棒状に加工してから、便器の奥へと入れ込み、つまりを直接的に解消するという方法です。
針金ハンガーを使ったトイレつまりの解消方法
- 1.針金ハンガーを準備する
針金で作られたハンガーを準備します。 - 2.ハンガーを引き延ばして、1本の棒状にする
針金の結び目をほどき、1本の棒状にします。
結び目がほどけない場合はハサミやニッパーで切ります。 - 3.ハンガーの先端で輪を作る
ハンガーの先端で輪を作ります。
正確な輪でなくても良いので、排水口に引っかからない程度の大きさで作るのがポイントです。 - 4.ハンガーの先端をトイレに入れて、つまりの原因物を削る
ハンガーの先端をトイレに入れて、可能な限り奥に入れ込みます。
トイレのつまりの原因に届く範囲であれば、ハンガーで削ったり押し出してつまりを直すことができます。
実践してみた感想
水道業社なのでトイレ(便器)の構造、どこでつまりが起こりやすいのかを把握しているのでわかりますが、針金ハンガーの長さでは、つまりの原因に届かないケースが多いでしょう。 便器内でつまっている場合は対処できそうですが、軽度なつまりと言えるので、他の方法でも十分につまりは解消できます。
第7位 放置する
放置を方法として挙げるのはどうかと思いましたが、手段としてご紹介しておきます。
トイレつまりは放置すると勝手に解消されるというケースも実際にあります。というのも、つまりの時に完全に塞がっておらず、少しずつ流れているという状況であれば、放置で解消することもあるんですね。
余裕があれば、数時間、1日と放置して様子見するのも良いかもしれません。
例えば、便器内の水位が徐々に下がっているという場合は、放置で解消できるケースもあるでしょう。
ただ、時間がかかることに変わりないので、他の方法を試すか、水道業社に依頼するのが一番だと思いますね。
作業時の注意点
トイレつまりの解消法を試す際は次の2つに注意してみてください。
水位の調整
まず便器内の水位がどうなっているかを確認しておきましょう。
水位が高すぎる場合、作業時にあふれ出ることがあるので、バケツやコップで便器内の水を取りのぞいておくと良いでしょう。
また、スッポンを使う場合は一定の水位があった方がよいので、実践する解消方法によって水位を調整してあげることが重要です。
換気
流れないままだと悪臭や菌が残りやすいので、十分な換気を心がけましょう。
放置する場合も、トイレが閉め切った状態にならないように注意してみてください。
水道業者に依頼しよう
ここまで、いくつものトイレつまりの解消方法をご紹介しました。
それでもトイレのつまりが直らないという場合には、水道業者へ依頼してくださいね。
今回ご紹介した方法でもつまりが解消できないということは、排水管の奥でつまっていることが考えられるので、協力な機材による解消が必要です。
そして、水道業社に依頼する際は「ただ近くの業者」「安い業者」を選べば良いという訳ではないことをしっておかなければいけません。
料金、対応、実績を必ず確認しよう
水道業社の中には、ぼったくり業者なるものが存在し、トイレつまりの依頼でも多くの方がぼったくり被害にあったと聞きます。
良い業者を選ぶコツは、料金、対応力、実績の有無を確認することです。
悪質な水道業者の場合、この3つのうちどれかが欠けていることが多いので、ホームページ、電話などで確認しておくことをオススメします。
トイレつまりのよくある質問
ここでは、トイレつまりトラブル時にお客様からのご相談に回答していきたいと思います。
トイレつまりに前兆や予兆はありますか?
これは急なトイレつまりで困ったお客様からのご質問で、今度から未然に防げないのかという意図の質問です。
実は、トイレつまりには前兆がいくつかあります。
それが、水を流した後の水位と、水の流れの音の違いです。
水位が高すぎたり、低すぎたりする場合はトイレつまりが起きやすいです。特に水位が一時的に上がる場合は、どこかで簡易的なつまりが起きている可能性があり、大量のトイレットペーパーなど流してしまうと、すぐにつまってしまうでしょう。
そして、トイレの水を流した時にゴボゴボと大きな音がするようになった場合も、つまりが起きやすくなっています。 トイレをこまめに流すようにしたり、水道業社に見てもらうなどして、トイレつまりを未然に防ぎましょう。
水道業社にトイレつまりを頼んだ場合の費用
トイレつまりの解消料金も、お客様からよくご相談いただきます。
私たちの場合、料金表に記載しているのでそちらをご確認ください。
→ここからトイレつまりの料金を確認する
トイレの種類によって、つまりやすさの変化はありますか?
実はトイレによって、つまりやすいかどうかが変わってくるんです。
最近のトイレは節水機能と言って、少量の水で効率よく流そうとしますが、それがかえってつまりの原因を作っている場合があります。
よく、トイレつまりでお伺いさせてもらった時に見るのが、トイレタンクの中に節水のためにペットボトルを入れていたというケースです。
これはトイレの節水テクニックの1つですが、水の流れる量が少ないということは、それだけつまりの原因を作りやすいということになります。
メーカーの想定していない使い方でもあるので、トイレは普通に使うのが良いです。
まとめ
今回は、トイレつまりの解消方法をランキング形式でご紹介しました。この方法で解決できるつまりは限定的だと思うものもあったので、一通り試してつまりを解消できなかった場合には、水道業社に頼むのが一番です。
どこか業者をお探しの際は、水のレスキューまでご相談ください。
24時間全国対応にてお伺いいたします。