トイレの増設 費用や2階での工事について
トイレを増設したいけど、増設にかかる費用や床面積をどれくらい確保すればいまいちわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、トイレ増設を行う上で知っておきたいことや2階や介護用などの特殊な条件でのトイレの増設に関してもご紹介いたします。
トイレの増設の方法
家の中にトイレを増設したい、2階に増設したいなど理由は様々かと思いますが、トイレを増設する共通的な考え方として、床面積が足りているかどうかが重要になります。
最も簡単なのは、既にある部屋をトイレとして使用するです。
しかし、床面積が足りない場合は壁の撤去といった作業が必要となります。
トイレの増設に必要なスペースは0.4畳から1畳
トイレの必要なスペースとして0.4畳から1畳が必要とされています。
最低限のスペースでトイレを利用するなら0.4畳。
広々としたトイレの増設をするなら1畳を目安に空間を確保しましょう。
既にある部屋にトイレを増設する
床面積をある程度確保でき、部屋や空間をそのままトイレとして利用する増設方法です。
部屋をそのまま使用するため、比較的安い費用での増設が可能となります。
押し入れや物置をトイレにする
最もトイレの増設として使われるのが押し入れや物置になります。
ある程度の広さがあるので、壁などの撤去も必要なく配管工事とトイレの設置で済む場合があります。
階段下のスペースをトイレにする
階段下には空洞のスペースがあることが多く、家の作りによってはトイレを増設することも可能です。
家の作りによって工数は違うため、一度見てもらう必要はありますが安い金額でトイレの増設を行える場合があります。
壁を撤去して新しくトイレを増設する
床面積が足りない場合や、トイレを増設したい場所で空間を確保できない場合は、壁を撤去する必要があります。
当然ながら、撤去費用も発生するので、空間をそのまま使用するトイレ増設と比べると費用は高くなりがちです。
広さが十分かどうかわからない場合は、一度施工業者を呼んで確認してもらうことをお勧めします。
トイレ増設の費用目安
それでは、床面積を変えずにトイレの増設した場合と、壁を撤去して床面積を変えた場合との費用でどれくらいの差があるのか見ていきましょう。
床面積の変更なしの場合 50~100万円
既にある部屋を利用する場合、家の作りにもよりますが50~100万円が目安になります。
配管工事の有無によっても料金に変動はありますので、正確な料金を確認したい場合は見積もりを取るようにしましょう。
床面積の変更ありの場合 100~200万円
床面積を変更する必要がある場合には、壁の撤去と修復が必要となるためトイレ増設にかかる費用は100~200万円が目安です。
増設する場所の条件によって金額差がありますので、こちらも見積もり取ってから検討するようにしましょう。
トイレの増設の費用に影響するもの
トイレの増設の費用目安はわかりましが、費用にはどういった料金が含まれているのでしょうか?
ここでは、トイレの増設費用に関わりのあるものをご紹介します。
トイレ本体
増設ですので新しいトイレ、便器が必要となります。
安いタイプの組み合わせ便器であれば10万円から、最新のタンクレストイレなら50万円と便器一つでも費用に開きがあります。
面積
クッションフロアや壁紙などは面積に応じて高くなるので、広ければ広いほど費用は高くなります。
もちろん、面積を広くするという作業が必要ならであればより高額になります。
配管工事の有無
目では確認し辛いものですが、配管の位置によって作業規模が異なります。
水道管や排水管を簡単に通すことができれば安く収まりますが、住宅環境によっては複雑な工事を要します。
こちらは一度調査してもらわないと正確な費用は出ないので、見積もり時に調査してもらいましょう。
ドアや手洗い器などの備品
最後にドアや手洗い器を設置するかどうかによっても費用は異なります。
小さなスペースを活用するために、スライド式のドアもありますが通常のドアを比べるとやはり高額になってしまいます。
備品は、予算と照らし合わせながら納得のできるものを選びましょう。
よくあるトイレ増設の例
よくあるトイレの増設例として、2階にトイレを増設する場合と介護用のトイレを増設する例をご紹介します。
この他にも様々な状況でのトイレ増設を希望するお客様もいます。その他に関して詳しく聞いてみたいという方はいつでも水のレスキューまでご相談ください。
2階にトイレを増設する場合
2階建て以上の戸建てだと階段の行き来をなくすためにトイレを増設する例が多いです。
1階同様に床面積を確保できれば増設は可能です。
また、1階で使われる水道管と上手く接続できるような位置だと工事費用も抑えられる場合があります。
2階にトイレ増設にかかる費用
2階にトイレを増設する費用は、目安と同じく50~100万となります。
主に配管の位置によって価格差が出るので、業者に設置位置となる候補を出してもらってから決めるというのも費用を抑えるコツです。
1階のトイレと同じ位置にすると費用が安くなる
配管工事の手間をかけない方法として、1階のトイレが真下にくる場所だと増設費用を抑えることができます。
ご自身で位置を絞っておきたいという方は、1階のトイレとの位置を目安にスペースを確保してみてはいかがでしょうか?
介護用トイレを増設する場合
移動の手間を省いたり、バリアフリー向けのトイレを作るために介護用トイレの増設をすることがあります。
通常のトイレよりも広めに面積を取るケースが多く、大掛かりな工事になりやすいです。
介護用トイレの増設にかかる費用
車椅子でも使える介護用トイレとなると、既存の部屋では広すぎたり狭すぎたりすることがあるため、壁の撤去を行うケースが多いです。
費用の目安は100~200万円と高くなりがちですが、補助金を活用することができたり費用を抑える手段も豊富です。
介護用トイレの増設に関しては、こちらのコラムで詳しく解説しておりますのでご参考ください。
トイレの増設にかかる工事期間は3~7日
トイレの増設の工事期間は比較的規模の小さい工事だと3日程度です。
しかし、壁の撤去・修復や大掛かりな配管工事を要する場合は5~7日はかかります。
リフォームと違って、既存のトイレは使用できるので工事音以外は特に問題にはなりません。
戸建てとマンションでのトイレの増設の違いについて
トイレを増設するにあたって、戸建てかマンションかで工事の条件が違います。
比較的、戸建ては自由に改築できるので好きなように配置できますが、マンションでトイレを増設する場合、工事に多少の条件を求められます。
マンションのトイレリフォームや増設に関しては、別のコラムでより詳しくまとめているのでこちらをご覧ください。
その他のトイレに関する増設
最後に、トイレの増設と関係あるその他の工事・リフォームについてご紹介します。
是非、増設の際に追加で設置したり、工事に見落としがないようにしましょう。
トイレ内に手洗い場の増設をする場合
増設する部屋の床面積が広すぎる場合は、手洗い器などの設置もお勧めです。
最近では収納スペースとセットになった手洗い器も多く、空いているスペースを有効的に活用することができます。
窓の設置/再利用
換気用の窓がない場合は、トイレの増設の際に取り付けることも可能です。
理想は元々の部屋の窓をそのまま利用することですが、トイレにしては大きすぎることもあるので、窓の設置や再利用も考慮して増設場所を確保しましょう。
トイレ内にコンセントを増設する
トイレを増設する際に忘れてはいけないのがコンセントの位置です。
コンセントがある部屋ならそのまま利用できますが、微妙な位置にあると温水洗浄便座を使用した際に見栄えが悪くなることもあります。
コンセントもトイレ増設の際に追加することはできるので必要かどうかを確認しておきましょう。
トイレの増設に関しても水のレスキューにまずご相談ください
今回は、トイレの増設に関して費用を中心に、増設の条件やスペース確保のコツについてご紹介しました。
配管工事など目には見えない部分で費用が発生するので、まずは施工業者に相談しながら、増設する場所をいくつか出して比較するようにしましょう。
水のレスキューでもご相談を承っているので、トイレの増設に関してわからないことがあればいつでもお電話でご相談ください。
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