トイレリフォームでのクッションフロア、フロアタイル、床材の選び方
トイレリフォームと一緒にやりたいのが、トイレのクッションフロアやフロアタイルと呼ばれる床材の張り替え、交換です。
壁紙同様、トイレ空間のデザインを印象付けるクッションフロア、フロアタイルですが、種類もバリエーションも豊富なので何を基準に選べば良いのかわからないという方もいらっしゃいます。
このページでは、トイレのクッションフロアやフロアタイルの選び方の解説から、おすすめの床材までトイレリフォームに役立つ情報をご紹介します。
トイレのクッションフロアやフロアタイルの張り替えとは
トイレで使われるクッションフロアやフロアタイルは床材の一つです。
住居スペースでの床材はフローリングが一般的ですが、水を扱うトイレではクッションフロアやタイルといった耐水性の高い素材が採用されます。
トイレのクッションフロア、フロアタイルの張り替えの場合、一度便器を取り外す必要があるため、トイレのリフォームや交換のタイミングで床材やシートを張り替える方が多いです。
トイレのクッションフロア、タイル、床材を選ぶ上で考慮したいこと
ここからは、トイレのクッションフロアやフロアタイルの選び方について詳しく解説していきます。
まずは、床材を選ぶ上で考慮しておきたいことをご紹介します。
①色や柄によって汚れの目立ち方が違う
トイレのクッションフロアやフロアタイルを色や柄で選びたいという方も多いと思いますが、まずは色の明るさ、暗さによる汚れの見え方の違いを把握しておきましょう。
明るい色の床材は汚れが目立つが掃除はしやすい
明るい色、薄い色は汚れがハッキリと見えるので、掃除はしやすいです。
逆に言えば、汚れが目立ちやすく髪の毛やホコリなどがあると来客も気付きやすいです。
暗い色の床材は汚れが目立ちづらい
暗い色のクッションフロア、フロアタイルは明るいと比べると汚れが目立ち辛く綺麗に見えます。
掃除の際は汚れが落ちているのか確認しにくいため、掃除に手間がかかってしまうこともあるのが難点です。
②素材によって掃除のしやすさが違う
トイレのクッションフロアや床材などで使用される素材によって掃除のしやすさが違います。
素材ごとの性質については後ほど詳しくご紹介いたします。
トイレの床はおしゃれかどうかだけではなく、掃除のしやすさも考慮して選ぶのがポイントです。
③汚れや水への耐性が材質によって違う
材質による違いは掃除のしやすさだけではありません。
素材一つで水や汚れの耐性も異なり、どれだけ長持ちするかにも影響します。
こちらも、各素材の説明時により詳しくご紹介いたします。
④費用相場、価格が違う
トイレのクッションフロアやフロアタイルの種類でかかる費用に差が出ます。
床材 | 費用相場 |
---|---|
クッションフロア | 2~4万円 |
フロアタイル | 3~5万円 |
フローリング | 3~6万円 |
タイル | 5~12万円 |
高級とされるタイルは他の床材よりも高くなりがちです。 また、同じ床材でも柄や質によって費用差があります。
予算に合わせてトイレのクッションフロアやフロアタイルを選ぶようにしましょう。
トイレのクッションフロア、床材、フロアタイルの選び方① 探す順番
トイレのクッションフロアやフロアタイルを探すときのコツですが、好きな床材を決めてから色や柄を探すのがお勧めです。
どの床材も豊富な色、柄が販売されているので、まずは材質の特性を把握してから床材を絞っていくことで、後になって探し直すこともなくなります。
トイレのクッションフロア、床材、フロアタイルの選び方② 素材や材質で選ぶ
ここからは、トイレのリフォームで使用される床材の材質や素材の特長についてご紹介します。
トイレの床材と使用されるのは主に下の4つとなります。
・クッションフロア
・フロアタイル
・タイル
・フローリング
それぞれの特長から掃除のしやすさや耐久性なども解説していきますので、床材選びの参考にしていただければと思います。
①クッションフロア
トイレの床材として最も多く使用されているのがクッションフロアです。
ビニール系素材を使用した柔らかめの床材で、耐水性能は抜群に良いです。
柔らかい材質のため、便器の重みで取り外した際はボコッと凹んでしまっていることが多く、交換と同時にクッションフロアも取り換えることも多いです。
クッションフロアのポイントは、価格の低さと耐久性の良さです。
それに加え豊富なプリントパターンが準備されているので、理想のトイレルームを表現するのにも最適な床材です。
特にトイレの床材やシートにこだわりがないという事であれば、クッションフロアの採用をお勧めします。
②フロアタイル
フロアタイルは塩ビ素材の床材で、クッションフロアと比べると少し固めの材質です。
タイルと比較した際の良さは、フロアタイルのデザインの種類と価格の安さにあります。
耐水性もあり、トイレやキッチンなどの採用に向いており、高級感もあることからトイレのリフォームでは人気の床材の一つです。
③タイル
高級感の出るタイルは、耐久性も高くトイレの床材としても人気です。
施行コストは他のトイレの床材よりも高めなのが難点ですが、施工後にタイルにしてよかったと満足される方がほとんどです。
割れたり滑ったりする可能性もあるため、タイル使用時には注意も必要です。
利用してもらう人に喜んでもらいたい、驚いてもらいたいという方にお勧めの床材です。
④フローリング
室内の床材を代表するフローリングですが、耐水性の低さからトイレで使用される例は少ないです。
耐水性能を高めたフローリング素材もありますが、クッションフロアやフロアタイルには劣ります。
例えば、他のフロアと同じ床材で統一したい場合に、敢えてフローリングを採用するケースもありますが、理由がない限りはトイレでは別の床材が良いと言えます。
クッションフロア、フロアタイル、床材の選び方② 色や柄物で選ぶ
それでは、トイレのクッションフロアやフロアタイルなどから使用する床材を決めたら、好みの色や柄を選んでいきます。
トイレのリフォームのイメージが決まっているのであれば、同じ色合いのものを選べば問題ありませんが、特にこだわりもなくこれから色や柄を決めるという方は、これからご紹介する選び方や注意点をご参考ください。
①色合いで選ぶ
トイレの床材で最も大事なのが色です。
無地にしても柄にしても、トイレ本体や壁紙との相性でおしゃれかどうかが変わってきます。
それでは、クッションフロアやフロアタイルの色の選び方について詳しくご紹介いたします。
配色は天井が薄く、床が濃い色が良いのか?
トイレの床材の色を決める時のセオリーとして、天井から床にかけて薄い色から濃い色をグラデーションのように選ぶのが良いと言われます。
あくまでも配色の1パターンに過ぎないので、必ずしもこの通りに配色する必要はありません。
壁が濃くて、床が薄い色でもトイレルームは十分におしゃれに見せることができます。
周りのものの色で整える
トイレのクッションフロア、フロアタイル選びの際は、床材単体ではなく既にある周りの色とバランスを考えて選ぶのがポイントです。
特にトイレ全体の色を占めるのが壁紙やクロスであり、壁紙と床材はセットで考える櫃ようがあります。
トイレのリフォームにおける壁紙、クロスの選び方はこちらでご紹介していますので、合わせてご覧ください。
薄い色は汚れが目立つ
色の選び方の注意点として、薄い色をトイレの床材として使用する場合は汚れの目立ちにご注意ください。
掃除をさぼればさぼるほど汚れがハッキリと見えるので、トイレを使った人が不快になりやすい点も気をつけましょう。
②柄で選ぶ
トイレのクッションフロアやフロアタイルを柄から選ぶ場合は、色合いと同じように周囲の色とのバランスを考慮して選ぶことが大切です。
加えて、置物やオブジェなどがある場合は柄の床材が入った時に、トイレルームが騒がしく見えないか考慮しておく必要があります。
おすすめのトイレのクッションフロア、フロアタイル、床材
ここからは、トイレのクッションフロア、フロアタイルの使用例を見ながらお勧めの
床材をご紹介いたします。
水のレスキューではトイレリフォームに関して、お客様からのご相談も受け付けております。
既に理想のイメージを持っているという方は、お気軽にお電話からご連絡ください。
①シンプルなフローリング風のクッションフロア
トイレの床材でフローリングは相性が悪いと言いましたが、廊下のデザインとあまりかけ離れたものにしたくないという時は、フローリング風のクッションフロアがお勧めです。
シンプルながらも落ち着いた空間になりやすく、掃除のしやすさも評価できます。
②大理石風フロアタイル
これまでとは一味違ったトイレを作りたいということであれば、大理石風のフロアタイルもお勧めです。
フロアタイルなので、実際のタイルに比べて安価で済むことが多いです。
タイルに比べると傷がつきやすいので、白っぽい色よりは暗めの方が良いです。
③おしゃれな空間にしたいならタイル
タイルはクッションフロアやフローリングと比べると高価な床材ですが、高級感やおしゃれ感はタイルの方がよく出ます。
他の床材に比べると滑りやすくはなりますが、トイレという空間で考えれば特に問題はありません。
④セラミック
光沢のある床材でタイルを使ったような綺麗さが出せます。
トイレのリフォームで大事な清潔感が光沢によって増し、新鮮な気持ちでトイレを利用することができます。
耐水性も高く、長くつかえるという点からも見てもお勧めできるトイレの床材です。
⑤落ち着いた暗めの色
トイレで大事な清潔感ですが、色で表現するなら白や水色など明るい色が思いつきます。
しかし、暗めの色を作用することで明るい色よりも落ち着いた雰囲気を作ることができます。
トイレの床材は好みが分かれるものなので、落ち着いた雰囲気にしたいのか、清潔感を出したいのか、理想のイメージをしっかり持ってからクッションフロアやフロアタイルを選ぶと失敗しにくいです。
トイレのクッションフロア、タイルや床材のことで迷ったら水のレスキューへ
今回は、トイレリフォーム時に参考にしたいクッションフロア、フロアタイルの選び方や失敗しない方法について解説しました。
数ある床材の中から一つに絞るというのは案外難しいものです。
トイレの床材選びで分からないことや聞いてみたいことがありましたら、いつでもお気軽に水のレスキューまでご相談ください。
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