トイレのリフォーム、交換のメリット・デメリットをご紹介
トイレをリフォームしたいという方は多くいらっしゃると思います。しかし、本当にリフォームした方が良いのか疑問が生じて、なかなかリフォームに踏み出せないでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、トイレをリフォームするメリット・デメリットをご紹介します。メリット・デメリットを理解すると、リフォームするべきかどうかが明確になりますので、しっかりと押さえておきましょう。
トイレリフォームをしたいと思ったきっかけ
トイレをリフォームしたいと思ったのには、何かきっかけがあるはずです。
リフォームを決断した方がどのようなきっかけを持っていたのかご紹介します。当てはまるものがあれば、リフォームを検討した方が良いでしょう。
トイレが古くなった
トイレは永久に使えるものではないので、劣化による故障が起こります。例えば、便器や便座にヒビが入った、水漏れが多く発生するなどです。
故障する度に水道業者を呼ぶのは面倒ですし、廃盤になっていると部品の交換もできません。古いトイレで不具合が生じる前や生じた後にトイレリフォームを行う方が多くいらっしゃいます。
トイレのお手入れが面倒
トイレでは排泄物を扱うので、なるべく掃除はしたくないですよね。しかし、よごれはどんどん蓄積してしまうので、トイレをこまめに掃除しなければいけません。
しかも、古いトイレは汚れが付きやすい上にこびりつきやすく、見えないところにも汚れが溜まるなど、掃除が面倒になる要素がたくさんあります。
時間や手間をかけずにキレイを長持ちさせるために、お手入れのしやすいトイレにリフォームする方も多いです。
水道光熱費を抑えたい
古いトイレは一回の洗浄で13Lもの水量を使用するので、トイレだけでも相当な水道代が発生します。
また、従来の温水洗浄便座だと省エネに対応していないので、便座を温めるのに電力を多く使ってしまうのです。
これだけでも年間で多くの水道光熱費がかかってしまい、家計を圧迫するので、リフォームして年間の水道光熱費を抑える方もいらっしゃいます。
ライフスタイルが変わった
就職、結婚、子育て、介護など家庭環境が変わったのがきっかけで、トイレをリフォームされる方もいらっしゃいます。
例えば、『2世代同居をするので、トイレを増築したい』『自宅で介護をするので、トイレをバリアフリー化したい』などです。
トイレリフォームをするメリット
では、トイレをリフォームするメリットはどのようなことがあるのでしょうか?8つのメリットをご紹介します。
メリット1.トイレを新品にできる
古くなったり、壊れたりしたトイレをリフォームによって新品にすることができます。
どうしても落ちなくなっていた汚れや、トイレに入ったヒビなどをなくすことができるので、お客様が来ても恥ずかしくありません。
また、新品なので、故障しにくく、水漏れなどで修理を呼ぶ回数も減らすことができます。
メリット2.キレイが長く続きやすい
トイレがトイレを汚れにくくするのは当たり前になっています。
しかも、トイレの形状なども進化しているため、非常にお手入れしやすいです。
便器に特殊な加工で防汚
TOTOの『セフィオンテクト』やLIXILの『アクアセラミック』、Panasonicの『スゴピカ素材』など、便器に特殊な加工や素材を使うことで、汚れの付着を防ぐことができます。
便器に汚物や水アカが付着しにくく、しっかりと洗浄するので、トイレのキレイを保つことが可能です。
フチ裏や隙間が無い構造
従来のトイレは便器にフチ裏があるので、見えない部分に汚れが溜まり、ニオイの温床になっていました。
最近のトイレはフチ裏をなくした形状のものが多く、汚れが見えやすく拭き取りやすい状態になっています。
また、便器とタンク、便座などの間の隙間も極力無くしているので、汚れやほこりが溜まりにくく、さっとふき取るだけの簡単お手入れが可能です。
メリット3.消臭してくれる
トイレにおいてニオイはとても厄介なもの。トイレ内にニオイが充満するのはなるべく避けたいですよね。
最近のトイレや温水洗浄便座に脱臭機能が付いているので、便器内の嫌なニオイを充満する前に消してくれます。
トイレの種類によっては、トイレ内の空気を脱臭してくれるものもあるので、トイレ空間全体のニオイをクリーンにすることも可能です。
床や壁もニオイ対策になる
ニオイは空気中だけでなく、壁や床にも付着して染みついてしまうのです。
壁紙や床材を汚れやニオイに強い素材にすれば、臭くないトイレにすることができます。
壁紙や床材の張替えもトイレリフォームに含まれているので、トイレを交換するついでに行うのが良いでしょう。
メリット4.トイレを広く使える
最近のトイレはよりコンパクトになっています。そのため、トイレを交換するだけでトイレ空間を広くすることができます。
例えば、ピュアレストQR(771mm)からネオレストRH(699mm)に交換した場合、72mmも前方を広げることが可能です。
また、収納一体型トイレにすれば、トイレットペーパーや掃除道具などをしまうことができるので、トイレを広く、きれいに見せられます。
メリット5.節水で水道代を節約できる
現在のトイレは節水性に優れているので、古いトイレよりもすい水道代を安くすることができます。TOTOのピュアレストだと、大1回の洗浄で3.8Lしか水を使用しません。
他のメーカーのトイレでも平均5~6Lくらいで洗浄できます。
どれくらい水道代が安くなるのか
1987年~2001年までに販売されたトイレだと、1回の洗浄で13L使用していました。これをピュアレストに変えると、1回の洗浄で9.8Lも節水することができます。
TOTOの試算によると、古いトイレと比べて、年間約15,000円も水道代を安くすることが可能です。
1994年~2004年に販売された従来商品(大1回8L)と比較しても、約5,000円も節約できるのでお得だと思います。
トイレの節水について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
メリット6.電気代を節約できる
最近の温水洗浄便座は省エネに対応しているので、電気代を節約することが可能です。
例えば、TOTOのウォシュレットは、設定した時間に切れる『タイマー節電』や使用しない時間に自動でOFFにしてくれる『スーパーおまかせ節電』が搭載されています。
これらを使用することで従来製品よりも年間約5,100円も節約できるのです。
メリット7.おしゃれな見た目に変えられる
最近の壁紙や床材はシンプルなものだけでなく、木目調や大理石風なども登場しているため、安くてもおしゃれな見た目のトイレ空間を作ることができます。
また、トイレ自体もコンパクトでスタイリッシュになっているので、空間を破壊しない統一感のある見た目を作ることも可能です。
一人でゆったりできる空間だからこそ、おしゃれで落ち着いたデザインにしたいですね。
壁紙や床材の選び方に関してはこちらを参考にしてください。
メリット8.トイレ移動の手間が減る
年齢を重ねるにつれ、トイレが近くなる、足腰が弱るなど体の衰えが生じてきます。トイレへ頻繁に移動するということは、それだけ転倒するリスクも高まるということです。
トイレを移設・増設し、寝室などから近くすることで移動する手間を省くことができ、転倒などのリスクも減らすことができます。
トイレをリフォームするデメリット
トイレリフォームはメリットだけではありません。デメリットも存在します。
仮に、メリットよりもデメリットの方が大きく感じてしまった方はリフォームを一旦しない方が良いかもしれません。
デメリット1.リフォーム費用がかかる
トイレリフォームを行うとどうしても費用がかかってしまいます。特に、機能性が高かったり、工事の規模が大きかったりすると、かかる費用も高いです。
絶対欲しい機能や必要な工事などをしっかりと決めて、無駄な工事や費用は抑えるようにしましょう。
トイレリフォームの費用相場や、安く抑える方法もご紹介していますので、興味があれば読んでみてください。
デメリット2.工事に時間がかかる
リフォーム工事に時間がかかってしまうのもデメリットの1つです。トイレ交換だけなら1日で終わりますが、床の張替えや間取りの変更となると、1日以上の時間を要する可能性があります。
工事の日程を合わせたり、工事中はトイレが使えなかったりするなど、不便に感じることが多いです。
デメリット3.業者選びなどの手間がかかる
リフォームをする前に、どんなトイレにするのか、どの業者に依頼するのかなどを決めなくてはいけません。見積もりを取ったり、業者と細かく打ち合わせしたりする必要もあるので、どうしても手間がかかってしまいます。
費用を抑えて、理想のトイレリフォームを実現するためにも、業者選びはしっかりと行いましょう。
工事の流れなどはこちらで詳しく説明しています。
デメリット4.取り付けられないトイレがある
いざ取り付けたいトイレが決まったとしても、そのトイレが取り付けられないこともあります。排水の種類が適合しない、水圧が足りない、場所が取れないなどが原因です。
インターネットなどでトイレを購入する場合、トイレの知識などが必要ですので、自信のない方は業者に適合するか聞いてから購入しましょう。
予算やメリットを考えて理想のトイレリフォームをしよう
トイレをリフォームすることで、様々なメリットを享受することができます。反対に、費用や手間、時間などがかかるので、メリットが大きくなければリフォームしない方が良いです。
このメリットとデメリットのバランス、理想と費用の妥協点を見つけて満足するトイレリフォームを行ってください。
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