トイレリフォームを格安で行う方法
トイレのリフォームで気になるのが費用ですよね。なるべく費用を安く抑えて、理想のトイレにしたいもの。しかし、どうすればトイレリフォームを安くできるのか分からない方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、トイレリフォームを格安で行う方法をご紹介します。業者や製品の選び方、各種補助金など、格安にできる様々な方法をご紹介していますので、1つでも参考にしていただければ幸いです。
格安で済ませたいならDIYがおすすめ
もっとも格安でトイレリフォームを行う方法は、自分でトイレ交換や壁紙の張替えを行うことです。
リフォーム業者に支払う人件費などを大幅にカットすることができるので、数万円もリフォーム費用を安くすることができます。
DIYでトイレリフォームする時の注意点
トイレリフォームを自分で行う際に注意することは、
・工具や技術が必要
・失敗すると大きな損をすることもある
です。
DIYを行うには、ドリルやのこぎりなどの工具が必要になります。また、道具を扱う技術やリフォームに関する知識も必要です。そのため、経験のない人がやると失敗しやすく、時間も多くかかってしまいます。
仮に、トイレの交換に失敗し、水漏れが発生してしまった場合、自分で水道業者を呼んで直してもらわなくてはいけません。しかも、近隣への被害が生じた場合、その責任を負うことになります。
DIYが難しいなら業者にトイレリフォームを依頼する
DIYでのトイレリフォームが難しいと感じた方は、リフォーム業者に依頼した方が確実に良いリフォームをすることができるでしょう。
しかし、業者にリフォームを依頼するとどうしても費用がかかってしまいます。そこで、費用を安くできる業者の選び方をご紹介しますので、参考にしてください。
相見積もりは確実に行う
リフォーム業者によって、トイレリフォームの総額が変化します。1社だけの見積もりで決定してしまうと、相場感が分からず、高い費用を払ってしまうかもしれません。
適切なリフォーム業者を見つけるためにも、3~4社くらいは見積もりをもらいましょう。
また、見積もりをもらう際は、具体的な内容のものをもらってください。見積もりの内容が曖昧だと、追加の工事などが発生し、結果的に費用が高くなる可能性があります。
見積もり比較サービスを使うべき?
インターネット検索で、リフォームの見積もりを行ってくれるサービスがあります。この見積もり比較サービスは利用しても大丈夫です。
比較サイトが適切な業者かどうか見極めた上で掲載しているので、変な業者に引っかかる確率は低いと思います。また、口コミを書かれるので、業者側も変なリフォームを行うことはできません。
成約手数料を収入源にしていないので、高い手数料をお客様が負担しなくても良いです。
自分で色々な業者を巡るのは面倒という方は、見積もり比較サイトを利用してみても良いと思います。
見積もりをもらった業者はしっかりとリサーチ
見積もりをもらって安かったからと言って、そのまま業者に依頼するのは避けた方が良いです。見積もりだけでは分からない評判や業者のことを知る必要があります。
特に、そのリフォーム業者が下請けに投げる業者だと費用が高くなるかもしれません。下請けに投げるということは、無駄な中抜きマージンが発生しているということです。自主施行の業者なら中抜きが無いので、費用を安く抑えることが可能です。
また、業者によっては損害保険に加入しているところがあり、リフォーム中の水漏れなどの費用を負担してくれます。業者独自の補償制度もあるので、その点も確認しておきましょう。
トイレリフォームを多く行っている業者を選ぶ
リフォームと言っても、トイレやキッチン、外壁など様々な分野があり、業者や人ごとに得意分野が異なります。
トイレリフォームが得意で多く行っている業者にすると、格安かつ短時間できれいなリフォームをすることが可能です。
というのも、『トイレリフォームが多い=仕入る量が多い=仕入れ値が安くできる』という式が成り立つことが多いので、トイレ本体の費用などを安くできます。リフォーム業者のホームページや施工事例、実績などから判断しましょう。
トイレリフォームを格安でできる時期を狙う
時期によってトイレリフォームの費用を安く抑えることができます。いつの時期なのか、どのような条件なのか、把握しておきましょう。
リフォームの繁忙期と閑散期
春先や秋口など天候に恵まれる時期はリフォームの依頼が多く、リフォーム業者が繁忙期を迎えます。それとは反対に、梅雨時期や真冬など天候が良くない時期はリフォームの依頼が減り、リフォーム業者にとっては閑散期です。
少しでも閑散期に売上を増やしたいと考えるので、比較的安い料金で受注してくれることがあります。トイレ交換や壁紙の張替えなどは天候に左右されにくいので、スムーズにリフォームを進めることが可能です。
しかも、人員に余裕があるので、相談に乗ってくれる時間も確保できます。
モデルチェンジキャンペーンで製品が安くなる
トイレメーカーも日々研究開発を進めており、新商品の販売やモデルチェンジなどが行われています。特に、年度末や春先に新商品が展開されることが多いです。
新商品をお客様へ販売するため、古い商品は薄利でも売り切ってお金を作る必要があります。
この型落ち商品を狙ってリフォームを依頼することにより、トイレ本体の値段を格安にできるかもしれません。新商品の発売やモデルチェンジなどの情報をなるべく早く仕入れておきましょう。
工事内容によってトイレリフォームが格安になる
トイレリフォームの費用は工事内容によって大きく変化します。例えば、トイレの間取り変更や移設などを行うと、リフォーム費用が高くなりやすいです。
なるべく費用を安く抑えたいなら、リフォーム内容は最低限にしましょう。
便器が壊れたならトイレ交換だけで済ます、トイレ空間を変えたければ壁紙だけ交換するなど、気になる部分だけをリフォームすれば費用を抑えられます。
製品の選び方でもトイレリフォームを格安にすることができる
トイレリフォームの費用で大きな割合を占めるのが、トイレ本体の価格です。
製品選びをしっかりと行うことで、トイレリフォームの費用を安く抑えることができます。どの点に注意すればよいのかご紹介しますので、押さえておきましょう。
交換するトイレのグレードを低くする
トイレには様々な種類やグレードがあり、それによって機能や価格が異なります。費用を安く抑えるには、組み合わせ便器を選びましょう。
組み合わせ便器は、便器とタンクと便座を組み合わせた一番オーソドックスなトイレです。
価格が安い上に、基本的な機能を備えています。なので、特にトイレにこだわりがない方は、組み合わせ便器で安い製品を選ぶのが良いでしょう。
温水洗浄便座も安くできる
温水洗浄便座にもグレードがあり、機能や価格も異なります。安いグレードの温水洗浄便座でも、洗浄機能と暖房便座機能がついているので、普通に使用することが可能です。
また、組み合わせ便器だと、便器と便座が異なるメーカーでも、サイズや型が合えば取り付けられます。
壁紙や床材のグレードも低くする
トイレ交換だけでなく、壁や床もリフォームする場合は、壁紙と床材のグレードも低いのを選ぶと費用を安く抑えることができます。
壁紙は機能性やデザインにこだわらなければ、そこまで高くなることはありません。
床材は様々な種類がある中で、クッションフロアがおすすめです。
クッションフロアは比較的安価で、耐水性に優れているので、トイレに向いています。また、デザインも無地から、木目調、大理石風など様々なものがあるので、トイレをおしゃれにすることも可能です。
施主支給でトイレリフォームを格安にできるかも
インターネットなどで安いトイレを購入して、リフォーム業者にリフォームしてもらう方法です。リフォーム業者の販売価格よりも安ければ、費用を抑えることができます。
しかし、施主支給だとリフォームを断る業者や別費用が追加される業者かもしれません。トイレ本体の故障が原因なのにリフォーム業者のせいにされるなどのトラブルを回避するために施主支給を避ける業者が多いです。
また、トイレのサイズや排水の種類などを間違えると、リフォームできなくなるので、知識に自信がない方は避けた方が良いと思います。
補助金や減税制度でトイレリフォームを実質格安にする
リフォームする人を支援するために、国や自治体が補助金を出したり、減税を行ったりする制度があります。
これを活用することで、実質的なリフォーム費用を抑えることができますので、リフォームを検討されている方は、紹介する制度を活用してください。
リフォーム減税
特定のリフォームを行うと、所得税や固定資産税を減税することができる制度です。トイレリフォームで該当するのは、バリアフリー化と同居対応になります。
控除額はローンの借り入れ状況やリフォーム内容によって異なりますので、補助金制度にも詳しいリフォーム業者などに聞いてみましょう。
なお、制度期間や制度内容は法律で定められているので、終了や変更になっている場合があります。
グリーン住宅ポイント制度
グリーン社会や地域民需の好循環などを目的として始まった制度です。省エネ住宅の購入やリフォームなどを行うことで、ポイントを獲得し、商品と交換することができます。
トイレリフォームで対象となるのは、バリアフリー化と節水型トイレへの交換です。リフォーム前に、製品がグリーン住宅ポイント制度の対象かどうかリフォーム業者などに確認しましょう。
こちらも、制度内容や制度期間が定められていますので、終了や変更になっている可能性があります。
自治体の補助金
自治体によっては、リフォームに対する補助金を出している所があります。
例えば、品川区の場合、節水型トイレへのリフォームやバリアフリー化を行うと、費用の10%を助成してくれます(上限20万円)。
自治体ごとに補助金の有無や助成額、申請方法などが異なりますので、インターネットで調べたり、役所に聞きに行ったりしましょう。
介護保険の住宅改修
トイレのバリアフリー化を行うと最大18万円がもらえる制度です。要支援・要介護の方が対象となります。
リフォーム前にケアマネージャに相談し、リフォームが必要であると判断されたら、申請書類を提出です。そして施工を行い、再度書類を提出することで補助金がもらえます。
災害なら火災保険(地震保険)が使える
火災や豪雨、地震などによってリフォームが必要になった場合、火災保険(地震保険)の補償を受け取ることができます。契約内容などによって補償内容は異なります。
もし、災害に見舞われてしまって、リフォームが必要なときは、一度保険会社に相談しましょう。その後の流れは保険会社の指示に従えば大丈夫です。
なお、火災保険を利用した悪徳商法が多発しています。突然訪問してくる知らない業者など、怪しい点を感じたら関わらないようにしましょう。
トイレリフォームの費用相場
トイレリフォームの費用を安く抑えたいと言っても、いくらが相場なのか知っておかなければ、妥協点が見つからなくなります。
費用相場としては10~40万円で、50%くらいがこのあたりの金額に収まっている状況です。これは、トイレ製品やリフォーム内容に差があるからだと考えられます。
費用はどこまで抑えられる?
では、40万円するリフォームの大まかな内訳をみて、どこまで費用を安くできるのかシミュレーションしてみましょう。
内訳 | 費用 |
---|---|
タンクレストイレ | 25万円 |
トイレ交換費用 | 4万円 |
トイレ撤去費用 | 1万円 |
内装工事 | 3万円 |
手洗い器の設置 | 5万円 |
その他費用 | 2万円 |
合計 | 40万円 |
まず、タンクレストイレを組み合わせた便器にします。手洗い器はタンクについているのでなくします。そうすると、
内訳 | 費用 |
---|---|
組み合わせ便器 | 10万円 |
トイレ交換費用 | 4万円 |
トイレ撤去費用 | 1万円 |
内装工事 | 3万円 |
その他費用 | 2万円 |
合計 | 20万円 |
大体20万円くらい費用を抑えられました。
あくまでも大まかなシミュレーションになりますので、参考程度にしてください。うまくいけば、20万円もしないでリフォームすることもできます。
トイレリフォームを格安にしたい方へおすすめの製品
トイレの機能は最低限で良いので、なるべく費用を抑えたい方におすすめの製品をご紹介します。
組み合わせ便器で、各メーカーが販売している安価なモデルです。気になる方はこちらをご確認ください。
トイレリフォームの費用を安く抑えることが正解なのか
費用ばかりを気にして、欲しかった機能を諦めてしまうと、後悔してしまう可能性があります。その機能を手に入れるには数十万円というお金を支払わなくてはいけません。
リフォームする前に、本当に欲しい機能と要らない機能を明確にしておくことが大切です。一度交換したトイレは10~20年以上使うことになるので、後悔の無いようにしてください。
トイレリフォームを格安で行う方法のまとめ
トイレリフォームを格安で行う1番の方法はDIYです。しかし、道具や技術、知識が無いと難しいので、リフォーム業者に依頼するのが良いでしょう。
必ず相見積もりを取って、施工と費用に納得のいく業者に依頼してください。また、こだわりがなければ、組み合わせ便器にして費用を抑えましょう。
ただ、費用ばかりを気にして理想を捨てるのはもったいないです。数十年使うかもしれないので、妥協しない方が後悔なくトイレを使えると思います。
水のレスキューでもトイレリフォームを行っております。お気軽にご相談ください。
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