店舗のトイレをリフォームするメリットは?費用や補助金についても解説

店舗のトイレをリフォームについて解説

店舗のトイレをリフォームについて解説

店舗のトイレのリフォームついて解説します。

店舗のトイレをリフォームして経営にどのような影響があるのか、店舗ならではの気を付けなければいけないことなど、様々な疑問を解決できるような内容になっていますので、参考になれば幸いです。


店舗のトイレをリフォームするメリット

店舗のトイレをリフォームすることで、経営的に享受できるメリットがあります。
どのようなメリットがあるのか確認しましょう。

店舗への印象が変わる

店舗への印象が変わる

きれいなトイレはお客様に好印象を与えます。それは飲食店に限らず、サービス業や小売店にも言えることです。

反対に、古いトイレや手入れが行き届いていないトイレはお客様の印象が悪く、お店自体を避けられてしまう可能性があります。

トイレをきれいにリフォームすることで、リピーターや口コミでの新規顧客獲得につながるでしょう。

掃除の手間を減らすことができる

掃除の手間を減らすことができる

最新のトイレは汚れが付着しにくい上に、お手入れもしやすいので、きれいが続きやすいです。
そのため、トイレ掃除に使う時間や苦労を減らすことができ、他の仕事に時間を当てることができます。

また、トイレ掃除の手間が減ることで、従業員がより働きやすい環境にすることもできるでしょう。

使いやすく長居しやすい店舗になる

使いやすく長居しやすい店舗になる

トイレがきれいで設備も整っていると、お店に長居いてくれます。反対にトイレが使いにくいと、トイレのことを心配して早々に帰られてしまうこともあるでしょう。

長居できる店舗になると、回転率は下がりますが、客単価が上がり、売上も増えるかもしれません。

インバウンド対策になる

インバウンド対策になる

2019年に来日観光客数が過去最多を更新するなど、外国人観光客へのインバウンド対策は必要不可欠になっています。特に、和式トイレは外国人になじみがなく使うことを敬遠されるかもしれません。

使いやすい洋式トイレにすることもインバウンド対策の1つになるので、当てはまるお店はリフォームを検討しましょう。

水道光熱費の節約につながる

水道光熱費の節約につながる

店舗の経営において、毎月の水道光熱費はなるべく抑えたいものですよね。古いトイレは1回の洗浄で多くの水を使い、温水洗浄便座は多くの電気を消費します。

最新のトイレや温水洗浄便座は節水や省エネ機能に優れており、水道光熱費を抑えるのに一役買ってくれるでしょう。

特に、1987年~2001年頃に販売されたトイレを使用している方は、大きな効果を見込めると思います。

 

お客様が理想とする飲食店のトイレ

トイレをリフォームするにあたり、どのようなトイレがお客様から求められているのか知っておきましょう。TOTOの調査(2013年)をもとに解説していきます。

男女別のトイレ

男女別のトイレ

男性の約40%、女性の約70%がトイレを異性と分けたいと考えています。
男性と女性ではトイレの使い方や考え方が異なるからでしょう。

また、男性用の小便器があることでトイレの回転率が上がり、多くの人がトイレを使えるという側面も考えられます。

きれい

きれい

掃除が行き届いている、床が濡れていない、ニオイがないなど、きれいなトイレだと嬉しいという回答が多数ありました。

排泄物を扱う場所だからこそ、きれいさを求めるのでしょう。この条件さえ満たしていれば大丈夫と考えても良いくらいです。

子連れに配慮している

子連れに配慮している

小さなお子様がいらっしゃる方にも使いやすいトイレが求められています。特に、おむつ替え用の台は置いていてほしいという回答は62%もありました。

また、子ども向けの配慮がしてあるトイレがある店舗に対して、76%の人が好印象を持つと回答しています。スペースの問題もありますが、可能なら子連れ用の対策もしておくのがベストです。

 

家と店舗でのトイレリフォームの違い

住居として使用しているトイレと店舗として利用しているトイレでは、リフォームする時の注意点が異なります。

リフォームする上で非常に大切になるので、ぜひ目を通してください。

給水方法が異なるケースがある

給水方法が異なるケースがある

店舗がビルなどに入っていると、家庭用の給水方法と異なる場合があります。ビルなどの多くの人が利用する建物の場合、フラッシュバルブ式の給水方法が使われていることが多いです。

フラッシュバルブ式の場合、家庭用のトイレが取り付けられないことがあります。なので、トイレを選ぶ際はフラッシュバルブ式に対応したものを検討しましょう。

また、戸建ての店舗でもフラッシュバルブ式が採用されていることもあります。この場合、フラッシュバルブ式から変更できる可能性がありますので、リフォーム業者に確認しましょう。

工期と営業時間を考える

工期と営業時間を考える

大きな工事を伴うリフォームと営業を両立させるのは難しいです。基本的には定休日や営業時間外にリフォームを完了させることになります。

しかし、トイレの間取り変更や和式から洋式への変更などのリフォームになると工期が2~5日、長くて10日以上かかってしまいます。

営業できないとなると、売上が確保できないので、工事を行う時間帯や工期などをリフォーム業者としっかり相談しましょう。

 

店舗のトイレをリフォームする費用

店舗のトイレをリフォームする費用

店舗のトイレリフォームとなると、便器だけでなく壁や床ごとリフォームすることが多いです。家庭用の給水方法で組み合わせ便器だと、大体15~20万円くらいが相場になります。

手洗い器の設置も行うとなると、20~30万円くらいは見ておいた方が良いでしょう。

また、壁の撤去などを伴う間取りの変更を行うと、100万円以上のリフォーム代がかかります。

フラッシュバルブ式の場合

フラッシュバルブ式の場合

フラッシュバルブ式のトイレを交換するとなると、通常モデルの便器と便座で40万円ほど、安いもので25万円ほどかかります。

内装工事も含めると、60万円くらいはかかるでしょう。トイレのグレードを上げると、もう10~20万円は高くなります。

和式トイレから洋式トイレにリフォームする場合

和式トイレから洋式トイレにリフォームする場合

和式トイレから洋式トイレにリフォームする場合は50~60万円ほどかかるでしょう。和式トイレは床を壊さないとリフォームできないので、工事費用も高くなります。

ただ、床の工事を最小限にした施工方法もあるので、その場合だと費用や工期を抑えられるかもしれません。

 

店舗のトイレをリフォームする時にもらえる補助金

条件にもよりますが、住居用のトイレをリフォームすると補助金がもらえるなど、金銭的な補助を受けることができます。

では、店舗でもトイレリフォームでもらえる補助金はあるのでしょうか?

小規模事業者持続化補助金

小規模事業者持続化補助金

従業員が一定数以下の事業者を支援するための補助金です。経営の持続・発展を行うために必要な経費の2/3(上限50万円)を補助金として受け取れます。

小規模事業者持続化補助金を受け取るには、商工会議所へ様々な計画書を提出しなくてはいけません。分からないことがあれば、商工会議所へ相談しに行きましょう。

自治体の補助金

自治体の補助金

自治体によって店舗改修の補助金が用意されていることがあります。例えば、登別市は改修費用の1/2(上限20万円)を補助金として受け取ることができます。

補助金を受け取る条件や補助金制度の有無は自治体によって異なりますので、自治体のホームページなどから調べてみましょう。

 

店舗におすすめのトイレ

店舗のトイレリフォームにおすすめのトイレをご紹介します。今回は、フラッシュバルブでない一般家庭で使われている給水方法で考えています。

LIXIL サティスS

LIXIL サティスS

サティスSは、世界最小クラスのコンパクトさを誇るタンクレストイレです。そのため、広い空間を確保できない店舗でも、スペースを広くすることができます。

アクアセラミックやプラズマクラスターなどで便器への汚れを防ぐほか、ノズルの自動洗浄や便座のリフトアップ機能もあるので、お手入れが楽です。

TOTOピュアレストQR

TOTOピュアレストQR

ピュアレストQRはTOTOのトイレの中でも比較的安いので、導入しやすいモデルです。それでいて、節水性に優れ、汚れの付着を防ぐことができます。

取り付けるウォシュレットを選ぶことができるので、コスト重視や機能重視などの選択も可能です。とにかく費用を抑えたい方におすすめします。

TOTO レストパルF

TOTO レストパルF

収納が一体となっているレストパルF。便器が宙に浮いているので、床の掃除がとても楽です。収納も充実しているので、トイレ内が散らかっている印象を与えません。

便器に汚れが付着しにくくなるプレミストや除菌水の噴射、掃除しやすい形状なので、お手入れの手間を減らすこともできます。

 

店舗のトイレをリフォームして印象を向上させよう

トイレがきれいかどうかでお店の印象もガラッと変わります。また、トイレを使いやすい空間にすることで、リピーターの獲得や業務の削減など、経営面でも良い影響があるかもしれません。

費用や時間に余裕がある方は、トイレのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

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